29 Pedalsの新しいエフェクターが発売されましたね。
JFET Transistor Boostは、一言でまとめると出力インピーダンスを低く一定に保つ、使い勝手の良いブースターエフェクターです。
「ん?ブースターなんて俺には必要ないね」というギタリストの方の心を動かすかもしれません。
29 Pedals JFET Transistor Boostは、3つのブーストモードとレベル調整のみで、簡単にサウンドを調整できることを求めるギタリストに向いているシンプルな操作性。
しかしながら、歪みサウンドのエンハンス、バッファ、インプットドライバー、常時オンのトーンエンハンサーなど、多用途での使用を考慮しているため、色んなジャンルの音楽や演奏スタイルに適応することができるというのが特長です。
ブースターと聞くと、ボリュームを上げたり、トーンを強調させるために取り入れるのが一般的ですが、29 Pedals JFET Transistor Boostなら出力ドライバーが出力インピーダンスを低く一定に保つことで、シグナルのロスを防ぎ、高品質なサウンドに仕上げてくれます。
出力インピーダンスについて、もっと具体的に解説しますね。
ライブ環境で大きなステージで演奏する際は、長いケーブルを通過させる必要があるでしょうし、出力インピーダンスが低いことで高周波数のロスを減らして、音の明瞭さやディテールを維持するのに役立つのがメリット。
他のエフェクターや機器と相性が良くて、外部からのノイズや干渉も受けにくいのでクリーンでノイズの少ないサウンドを得やすくなります。
結局のところ、演奏家にとって聴き手に届けたい音が届かないことは、単なる自己満足になってしまうので、ブースターは取り入れて損は無いエフェクターの一つです。
演奏がヘタクソ過ぎて、目立ちたくない場合は必要ないかもしれませんが、音が聞こえてないって、上手い下手とかそれ以前の問題ですからね。
頑張ってギターソロを弾いているのに、お客さん達が「ポカーン」としていたら・・・。
それは練習不足なのが原因では無い可能性もあるということですね。
29 Pedals JFET Transistor Boostは、はっきり言って価格帯的には安くない部類ですが、説得力のある演奏でギタリストとしての存在感を出すための助けとなるエフェクターの一つなのではないでしょうか?